立命館大学ボランティア団体「AVA」とは
今回は、立命館大学体育会のボランティア団体「AVA」を取材しました!
私自身も去年1年間携わり、現在も学外事業部として活動しています。
URLも載せてあるので、是非興味のある人は見てください!
◯AVAの立ち上げまでの経緯
野球部での「交通安全委員会」というのが、AVAの前身です。
大学2回生の頃、近隣住民の方から「野球部のバイクの交通マナーに関して」たくさんのクレームを頂いてました。丁度その頃に、野球部の交通マナーを改善することを目的として上記の委員会が設立され、私が委員長に選ばれました。日々交通マナーの改善に取り組んでいたのですが、一度地域住民の方とお話させてもらう機会を頂いた際にあるお言葉を頂きました。
それが「立命館の体育会は・・・」というお言葉でした。
私自身、野球部の問題としてミクロに捉えていたのですが、実際に地域の方はより広い「立命館体育会の交通マナー」として問題視されていたことに気付きました。(実際は一部の部員のマナーが悪いためなのですが笑)
その際に初めて、私自身「立命館」という母体に目を向ける事ができました。客観的に見てみると、日頃から同じグランドで活動している他部活がどのような活動をしているのかも一切知らないという状況でした(もちろん他部活に友人はいたのですが、部としての活動という意味で)。そこから、体育会の横の繋がりをもっと強固にし、地域の方へ日頃の感謝の気持ちを伝えるためにボランティア活動を行えば、より立命館として、また個人として社会に価値提供が行えると考えました。そこから、柊野グランド、原谷グランド、BKC等で活動する部活に呼び掛け、有志が集まったのがAVA立ち上げの経緯です。
◯AVAとはどんな団体なのか
AVAは発足当初のボランティアだけを目的とした形から大きく進化しており、現在は「大学スポーツの未来を変える」ことを念頭に以下の理念の元活動しています。
①様々な価値観の受容による「人間力の向上」
②刺激し高め合い「切磋琢磨」できる関係に
③地域社会と「相思相愛」の関係に
④大学スポーツの更なる「振興・発展」への寄与
具体的には、上記の理念に伴い、地域イベントへの参加、自主的な清掃活動、学外の団体、組織とのコラボイベントの実施、体育会内、外の学生の交流の場の提供、ソーシャルメディアを通じた大学スポーツの認知、価値向上のための活動等です。
またAVAの特徴として体育会の学生だけではなく、体育会外の学生も参加し、大学スポーツの今後についての議論を日々繰り広げています。
◯現在の実績
・創設1年目にして、「2017年度立命館大学学生部長表彰」を受賞
・京都市北区から「平成29年度北区民街づくり提案支援事業」に認定、補助金受給
◯代表メンバーの紹介
私自身現在社会人1年目ということでAVAにはAlumniとして関わらせて頂いております。
現在、総幹部として3人のメンバーがAVAを引っ張ってくれています。
・中川誉也(代表代理)
・堀部咲穂(副代表)
・三木成和(副代表)
◯AVAの活動を行うことで変わったこと
個人的には、「社会への問題意識の明確化」と「それに対する解決策の個人的な見解」を明確化する事ができたことです。AVAは体育会の部員も所属していますが、どちらかというと当事者ではなく、大学スポーツに関係する第3セクターとしてイメージしています。そのような立場で必要なのは「客観的に母体を見て、分析を行うこと」です。それを繰り返す中で、当事者では見えてこない問題意識や自分なりの解決策を明確化する事に繋がりました。
体育会でいうと「大学内での認知度の向上」、「体育会の繋がりの強化」、「体育会の学生がスポーツ以外でも活躍できる場の創出」、「地域の方との繋がりの強化」です。データをとった訳ではないので、あくまで実感値ではあるのですが、AVA発足前と比べ、上記の4点は非常に変化を感じます。
◯AVAは世界を変えられますか?
変えられると思います。
世界が様々な情報機器で繋がっていく現在の社会において、非言語のコミュニケーションの一つである「スポーツ」の価値はどんどん向上していっているように感じます。その価値向上に伴い、スポーツの形を自分達から変えていくというモデルケースは特殊なものであり、外面的な評価(世間から見た大学スポーツ)の変化だけでなく、実際に活動する団員の心境にも変化が訪れていると感じています。その2つの変化を長期的な目線で考えた時、今後の社会にとって非常に有意義なものになるのではないかと考えています。
◯今後の主なスケジュール
継続しているボランティア活動に加え、他団体とのコラボイベント、体育会学生へのキャリア形成イベント、新たな大学スポーツのメディアの創出等を考えています。詳細については今後、HPやSNSを通して告知させて頂くので、そちらをご覧ください。
◯AVAの未来
今年で言えば、規模、価値提供共に今までのアウトプットとは比べものにならない団体になると予想しています。
また長期的に言えば、日本の大学スポーツ界のイノベーターであり続ける(あり続けて欲しい)と考えています。
最後に一言
私自身、AVAとは立ち上げ当時から携わってきました。
その中で、AVAのメンバーの中には本気で体育会をよくしていきたい、そして大学スポーツと地域の関係をよくしていきたいと思い活動してきました。
この団体を活性化させる事で、より多くの地域密着ができると共にスポーツ界を盛り上げることにも繋がります。
また、AVAのメンバーになる事でAVA以外での悩み相談、自分の夢を語り合える仲間ができ、自分の人生相談ができるかけがえのない仲間と出会えると確信しています。
AVAのメンバーの中には熱意がある人が多く、競技自体で活躍することが全てではないとも感じることができます。
別の競技で頑張る人、そして体育会に所属していなくても、体育会の行事を支えたい、そして仲間として一緒に頑張っていきたいと思った人は是非こちらの記事を見てもらって、自分がやりたい役割に加入して見てください!
共にAVAを進化させていきましょう!!!
はるか