奥ノ徹也:サッカー
初めに
今回取材した方は、現在オーストラリアのアデレードでサッカーをしている奥ノ徹也さんです!
ツイッターでホリエモンさんのリツイートでたまたま目に止まり、直ぐに連絡しました。
徹也さんのストーリーを聞いていると、誰でもやり続ければ夢は叶うなと感じました。
そんな徹也さんに今までの事と今後の活動について、今スポーツ留学を迷っている方達に向けて語ってもらいました。
紹介文
出身地:大阪府
出身校:大阪府立福井高校
生年月日:1994年6月8日
競技:サッカー
国:オーストラリア
主な経歴:ラトビア2部FK auda/タイ4部kabin united/南オーストラリア州リーグwhite city
モットー:『旅するようにサッカーをする』というテーマを元に各国を飛び回ってサッカーをしています。
それと平行して今後のセカンドキャリア準備として投資にも力を入れたり、ブログを書いたりしています。
質問欄
今回取材に応じて下さった理由は何ですか?
本庄さんと知り合ったのは、ツイッター上で僕が「ホリエモンの本読みたいから誰か送ってくれ〜」というツイートを見て本庄さんがフォローしてくれたことが始まりです。
直ぐにフォロバを返すと、本庄さんの方からDMで連絡が来てそこからやり取りをするようになりました。
同じオーストラリアで、僕自身が今やっていることに共通点があって本庄さんを応援したいという気持ちがあり、今回の取材に応じました。
あなたの留学計画について詳しく教えて下さい。
僕はラトビア、タイとオーストラリア三カ国でサッカーをする為に渡航しました。
その際に全てエージェントを全く通さずに自分絵やりました。
英語力自体は全くなく、一から全部自力で調べて単語を繋いで調べまくりました。
殆どのサッカー選手が留学するとき、「ユーロプラス」という会社からタイやオーストラリアにサッカー留学する際に仲裁役をしてくれるのですが、手数料が本当に高いです。
その分、宿泊や契約、練習会場まで送迎まで付いていて安心だとは思います。
しかし、プロ契約が成立した後もその給料の何%か引かれ続けますし、僕はそれがもったいないと感じたので全て自分でやりました。
契約や大事な時に不安になることはありませんでしたか?
実は契約の時は無料で通訳を通すことができます。
正直チームを見つけたりする時の英語力は自分で調べながら送れます。
具体的に配属チームの探し方を教えてください。
配属チームの見つけ方としてはまずその国のチームを調べて、チームで運営しているFacebookを探し、メッセンジャーを送ります。
1チームだけでなく、不特定多数に送りまくりました。
その中で返信が返って来たチームと連絡を取り合い、現地で直接トライヤルを受けるという流れですね。
かなり苦労はすると思いますが、その分お金も浮きました。
価値観は人それぞれなので、もしお金を浮かせたいならこの方法はオススメです。
留学前の海外へのイメージはどうでしたか?
ラトビアが初めて行った国なのでその国のイメージが僕の最初の海外のイメージです。
元々、海外ってどんなところだろう。とイメージはあまりなく、どちらかといえば日本から出て誰も知らないところに行ってみたいと思っていました。
僕自身海外にそもそも憧れがあって。日本みたいにせかせかしていないイメージはありましたね。
みんな気楽に過ごしていてラフな感じなんだろうな〜とか。
自分のペースで物事を考えたいタイプなので環境的には海外は自分にあっているんじゃないかなと思っていました。
周りがこうするからとか、上司がこうするからとかそういう誰かに従ったり、流されたりする生き方が向いていないとずっと感じていました。
後は海外の人ってみんな自己主張が強いイメージでしたね。
周りに留学を身近に感じれるような存在がいたり、実際に助けて貰ったことはありますか?
高校からずっと海外への憧れがありました。
海外に触れるといった面では母が洋画好きだった事もあり映画が殆ど英語だったり、家で流れる曲がすべて洋画でした。
特別誰かに影響されたというよりは、日本を出てみたかったということの方が興味がありました。
自分のことを誰も知らない環境に行ってみたいと思っていましたね。
留学した後に変わった自分の考え方や価値観があれば教えてください。
日本は自分の言いたいことを言わなくても通じたり、みんなが自己主張するわけじゃないからある程度自分の意見が通りやすかったなと思います。
海外の人は逆にみんなが自己主張をするから、逆に意見しないとどんどん相手にされなくなっていきます。
僕の勝手な解釈としては周りの環境が関係しているように思っていて、強く見せとかにないとやられるという風習があるのではないかと思っています。笑
留学中に困難を乗り越えた経験はありますか?
一番は英語が通じないのは辛いですね。
よく聞く言葉ではありますが言葉の壁は結構辛いです。
チームの人たちとのコミュニケーションも取れないから、自分はこうしたい、こうして欲しいという事を言えなことも辛いですね。
最近は自分からどんどん話しかけてみる事を意識しています。
簡単な質問を投げかけてみて、こういう質問をしたら、どういう返しが返ってくるかを推測しながら聞くことでリスニングの練習をしています。
後は返ってきた言葉に対して単語でもいいから返す努力をしています。
今後の目標を教えてください。
シーズンが八月で終わるので、そこからセカンドホリデービザをとる予定です。
サッカー自体は自分がやりきったと思えるところまでやりきります。
僕は過去に一度サッカーを辞めている分、今回やっぱり好きだと感じたサッカーでどこまでいけるのか、自分の限界も感じてみたいと思います。
僕は今まで「自分はできるという勘違い」をして来たので、このレベルでこれ以上はもう無理やと思うところまでやりたいですね。
心のどこかで「僕はまだ先に行ける」というイメージがずっとあったり、このプレーが出来たら絶対上に行けるという確信がある時があったり。
後はこういうプレーが出来るという残像があるんですよね。
言葉で説明するのは凄く難しいのですが、何か感じるものというのが僕にはあります。
その残像通りにプレイしている自分を求めて日々練習しています。
ツイッターの@の後ろに「旅するようにサッカーを。」と書いていますがどのような意味を込めてこの言葉にしたのかを具体的に教えてください。
このテーマに固定していると言うわけではないのですが、今のやっている事のテーマとして自分とマッチしているからです。
僕はサッカーも好きだし、海外に行く事自体も好きです。
どっちが上とかなくて、サッカーも旅も同じくらい好きで。
自分の好きなことをまとめたらこのワードになりました。
海外でサッカーをする人の中には、日本でプロになれなかったから海外に行くという少し妥協要素が入っている人も中にはいますが、僕の場合はそうではありません。
好きな事を叶えられる場所だったからこそ海外にでサッカーをすることに非常に価値がありました。
今後の未来のスポーツ留学生に伝えたいこと。
「海外でスポーツをする人」は思っているより少ないです。
だからこそ、そこに興味を持って行く事を決めたなら自信を持ってください。
誰やっていないことに挑戦しているんだという気持ちを持つことが大事です。
後は、少しでも「海外でスポーツがしたい」と思うならしたほうがいいです。
理由は、「自分で海外に行きたいと思ったから」です。
何が言いたいのかと言うと海外でスポーツに限らず、したいと思うことはぜひして欲しいです。
逆に言うと海外でしたらこう言うメリットがあるよと今改めて言おうとも思わないですし、日本でやりたい事があるなら全然日本でもいいと思います。
自分自身で考えて欲しいのは「心の中で揺れ動いているもの」があるならそれに向かって行動してほしいと言うことです。
人間はいずれ死にます。
その死に際に「ああ、もっとこうしておけば良かったな」と思うのではなく、「今までやりたいことやり続けてきて良かった」と思える人生にするかってとても大事だと思うんですよね。
人生の中で後悔する事をどんどん捨てて行く。
そうする事で死に際の死に方が大きく変わると思います。
僕は殆ど準備なんてしていなくて、行きたい気持ちだけでここまで来れました。
日本人の殆どの人が用心深く考えすぎて、海外にいくこと自体が大きく感じてしまっているように感じます。
でも実際に僕が海外に住んでみて思うことは日本と文化は変わるけど、海外にいくこと自体はそんなに特別ではなくごく普通なものだと感じました。
思い切って挑戦してみてください!
有難うございました。
最後に一言
今回の取材で改めて思ったことは、「うまくいっている人って感性で動いている人が多い」という事です。文中にもありましたが、言葉ではうまく説明出来ないけど何か感じるものがあったり、根拠のない自信を持っていることが分かります。これはとある人から聞いたのですが、根拠のない自信は「幼い頃にどれだけ愛情を注いで貰ったか」で大きく変わるそうです。徹也さん自身もお姉さん二人で末っ子だそうです。男兄弟が一人だったこともありお母さんからも、お姉さんたちからもかなり可愛がられたそうです。無償の愛を受けることで、誰に何を言われても自分のことを信じれる力があるからこそ、ここまでやって来れたことも感じ取れます。
仮想通貨の事や、今までのサッカーの事など詳しく書いていて面白かったのでこちらも紹介しておきます。
この度は取材に応じていただき本当にありがとうございました!
はるか