渡辺夏彦:プロサッカー選手
今回はドイツでプロサッカー選手として活躍している夏彦さんに取材を受けて頂きました。
彼は幼い頃から海外でサッカーを経験していて、今回念願のドイツでプロになるという目標を達成しました。
まだまだ成長中の彼の現在の活動、夢を追う姿に迫りました。
紹介文
出身地:東京
生年月日:1995年6月26日
競技:サッカー
国:ドイツ
主な経歴:U17日本代表
U18日本代表候補
日本高校選抜
モットー:雨奇晴好
今回取材に応じてくれた理由は何ですか?
本庄さんとは、ポンタ(同じ大学のユニサカ)のメンバーからの紹介で、知り合いました。
その時点で、ポンタとの関わりが、「Twitterフォロー👉本庄さんからダイレクトメールが送られてくる👉スカイプでその日に電話」という流れだったことで、行動力があって面白どうだなと思いました。
一度話をしようという話になって、その時にこの「スポーツ留学生のひとりごと。」に出て欲しいと依頼され、そのまま出たという感じです。
留学目的を詳しく教えてください。
そもそも僕の場合は、留学というよりは「自己実現のために海外に渡航した」と言った感じです。
もちろんサッカーをしに行っているのですが、これはあくまでも僕の中でキャリアの中の一つです。
自分がやりたいことが海外にあったから海外に行くというのは、ごく自然な選択だったと感じています。
海外でサッカーをする時にはどのように計画の立てましたか?
僕自身、父が仕事柄海外へ行くことが多く、海外には幼い頃から興味を持っていました。
中学時代に「海外に行くこととはどんな事なんだろう?」というのを調べたことが始まりですね。
その後、高校から行くことを考えてはいたのですが、一番興味があったスペインは、下部組織に加入する条件が厳しかったんです。スペインサッカー協会の方で定められているんですけど、基本的には13歳くらいまでには下部組織に入らくてはならないんですね。
大学進学が出来なかったら海外に行く。ということを決め、結果的には大学進学が決まったので、大学に入った時に「卒業したら海外に行く」ということを決めました。
自分が海外に行くというのも決めて、とあるサポートしてくれる人と出会い、僕が今後やっていきたい事とマッチングしたことから、その人にお願いしました。
ブラジルに中学生の時に1回、
スペインは中学生の時に2回、高校で1回、大学で一回の計4回
ドイツは大学に入ってから3回行きました。
やドイツには何度か練習に参加したりしていていました。
トライアウトと練習参加はエージェントの方に間に入ってもらって計画を立てていました。
両親は僕自身は何かをする時に、選択の押し付けや引き止められることはありませんでした。
むしろいつもヒントを与えてくれて、背中を押してくれていましたね。
僕がやりたいことを応援してくれる家族には本当に感謝しています。
海外に行く前の海外のイメージを教えてください。
僕自身、海外に行くこと自体が小さい頃から多く海外慣れはしていたと思います。
もちろん、言葉や文化の違いはありますが、「海外だから何かが特別」とか、「海外だからこうだ。」みたいな日本との違いについては特に思ったことはありません。
ですので、海外に行くこと自体のハードルは無かったですね。
留学前の英語力はどれくらでしたか?
英語力は微妙ですね。笑
高くはないけど、最低限のコミュニケーションは取れるかなと言ったところです。
なぜ微妙かというと、テストの点数は高くないけど、現地で話はできるからです。
今はドイツで生活していますが、元々スペインに行く可能性が高かったから2年くらい勉強していて、ドイツ語は半年しかしていませんでした。
プロとしての実績がない状態では、スペインでプロ契約を結ぶことが困難だったこともあり、それよりは資金力も豊富なドイツに行くこと決意しました。
今はまず、ドイツで結果を出して上に行くことだけを考えています。
ただ、僕が初めにカルチャーショックを受けたのがスペインだったので、スペインに行きたいという気持ちはいまもあります。
現在の語学力(英語、ドイツ語)はどれくらいですか?
ドイツの人たちに対して英語自体は日本よりは全然通じるけど、田舎の方ではほとんど通じないです。
特に40歳以上の方には通じないですね〜。
今はサッカーが僕にとってのお仕事なので、もちろんドイツ語をメインに勉強しています。
最近は、チームメイトと話すときは英語とドイツ語を交えて話すことが多くなってきました。
今後の目標を熱く語ってください🙇♂️!!
将来的に考えた時に、サッカー選手っていうのはゴールではなくて、その先にやっていきたいことが色々出てきました。
初めは、サッカーW杯が優勝する為にというのは具体的な理由でしたが、現在はそれだけに留まらずサッカーを通じて周りの人にどんなことを与えられるのか、そして幸せに出来るのかというのも考えるようになりました。
例えば、サッカーを通じて誰かに勇気を与えるようになったりとか、自分がサッカーをしていることで誰かに幸せを届けられたりとか。
そういう選手にもなりたいですし、僕の周りの人がもっと愛に囲まれて行くような形を作っていきたいです。
現在は、文化やアートにとても関心があり、いろんな角度から勉強しています。
今は周りの人を幸せにする事から始めていますが、最終的にその活動が「世界平和」にも繋がって行けばいいなと思っています。
ユニサカを通じて、動員数を増やすことが出来たり、スポンサーを獲得できたりした経験は本当にいい経験でしたし、様々な形での成功をしてきました。
ですが、スポーツの本質というのは、「誰かに感動と勇気を与える」ということが一番の本質であるとも感じましたね。
スポーツ留学生に伝えたいことを教えてください。
少しでも海外を意識し始めたら、すぐに出た方がいいです。
留学の準備をしてからじゃないと行けないなんてことは殆どありません。
英語力が、お金が、とか理由は沢山あります。
ですが、正直現地入りしてしまうとやらなきゃ行けなくもなるので、語学の勉強もやるべきことも自らやるようになります。
これはスポーツだけに限らず、何事も計画してやるというよりは、まずは行動することが凄く大切だなと自分自身も感じています。
スピード感ってめっちゃ大事だと思うんですよね。
夢とか目標が明確になっていなくても、行動して行くうちにわかってくることが多いです。
僕が今までやってきた中で、いろんな経験からそういうことを感じたので、是非留学を考えている人たちにはスピード重視で、今すぐにでも留学を始めることをお勧めします。
最後に一言
夏彦さんとの出会いは、ユニサカのポンタさんから繋いでもらったことがきっかけでした。
取材をしている時には、本当に色んなところで共感できることが多かったです。
留学って語学のために行くわけではなく、「やりたいことがある場所がたまたま海外だった」というのは自然な流れだと感じました。
夏彦さん自体は、海外留学というより「プロのサッカー選手として」なので、スポーツ留学とは違うものなのかとも感じましたが、夏彦さんの行動していること自体は、今後の「スポーツ留学生」に向けても夢を与え続けるような行動だと思い取材していただきました。
サッカーの記事が重なっていますが、目標が違ったり、全く別の個性あふれる記事になりました!
サッカー留学一つにとってもこんなに違うんだなと驚きです。
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夏彦くん、今回は取材を受けてくれてありがとう!
これからもドイツでの活躍を楽しみにしています✨
はるか