スポーツ留学生のひとりごと。

初めまして!このブログではスポーツ留学を考えている人たちが少しでも留学のイメージが湧きやすいように。そして行ってみないと分からないような現地の情報を一人一人に質問し、まとめています。海外の留学に興味がある方は是非色んなスポーツ留学生の先輩を見てみてください!

岸英太:男子ソフトボール 

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紹介文

出身地:大阪

出身校:興國高校

生年月日:1995年 5月24日

競技:男子ソフトボール

国:オーストラリア、シドニー

主な経歴:高校インターハイ準優勝、インカレ4校同時4位入賞、2015わかやま国体成年男子5位入賞、大学通算本塁打192試合中73本  高校大学通算140本塁打

Twitter :【s_natural01】

Instagram:【eita_australia】

iherbコード:【NIN1454】

モットー:ライバルは自分

〜質問欄〜

〇今回取材に応じてくれた理由

 

留学経験者として

このような素晴らしい”場”に

何かメッセージを残さないわけにはいかない!

と思ったからです。

 

〇留学目的

フィットネス大国であるオーストラリアに足を踏み入れ

ジムの雰囲気、環境、施設に触れ

どのようなトレーニングをしているか

日本になくてオーストラリアにあるもの

日本にあってオーストラリアにないもの

フィットネス大国のフィットネスを勉強し

将来のパーソナルトレーナーの仕事に活かす。

 

〇留学計画の立て方

そもそも海外に行ってみたいと思った理由が

今から3年前に放送された

「5時から9時まで」

のドラマです(笑)

セリフで、石原さとみ山下智久が流暢に

英語で喋ってるのをみて

「ばりカッコいいやん!!」

と惚れてしまったんですね!笑

www.youtube.com

そこから”英語”というものに興味を持ち始め

海外行ってみたいな~~と

思うようになりました。

そして徐々に

「本格的に英語を学びたい!」

と思うようになり、

最初は英会話教室に通おうと思ってたんですが

先輩や同期に相談すると

「留学いきーな」

と皆が口をそろえて言ってくれたんです。

そして親とも相談して

行く決意をしました。

 

まずどうやって留学をするんや?

というところから始まりまして、

身近な友達で唯一一人留学する予定だった子がいて

それが本庄遥さんでした。

そして本庄遥さんにいろいろ話を聞いて

エージェントの紹介もしてくれたんです。

そこからはエージェントさんと2人で準備を進めていきました。

 

〇留学前の留学イメージ

試練や苦難があるとは思ってもいませんでした。

”留学”といえば、毎日天気が晴れで(あくまでもイメージ笑)

毎日笑ってて

ただ英語だけ伸びるものだけだと思っていました。

〇留学前の英語力

出発前に、ネットや本である程度勉強はしたんですが、

いざ現地に着いてみると

それがたった1%ぐらいしか約に立たなかったんですね。

実際、英語環境に飛び込んでみて英語で話そうとすると、

緊張してしまって勉強したはずの言葉が出てこなかったんです。

逆に、すぐに口に出てきたは

「I love squat

ぐらいでした、汗

 

〇現在の英語力

筋トレ用語しか言えなかった僕は、

学校でもめちゃめちゃ悔しい思いをしたんですんね。

周りがめちゃめちゃ喋れる人ばっかりで、

結局授業内容も分からないまま、一日を終えてました。

 

このままじゃあかん!!と思い、

語学学校に通って1週間たった頃に、

「クラスで一番喋れるようになったる!!」

と決めたんです。

質問も誰よりもしました。間違っても良いから、伝わればいい。

出川イングリッシュじゃないですが、

とにかくクラスメイトにも先生にも笑われまくりました。

でも、そこは

「笑いとってる!俺おいしいやん!!」

と感じる大阪人でして、

笑われることに関しては全く嫌ではなく

むしろ幸せでした笑

海外でも天然ボケが通じるんや!!てね。

それを毎日繰り返すと、

いつの間にか、僕がクラスの発言の主導権を握ってるようになってました。

先生も何かあったら僕を当てるんですね(笑)

 

そして英語力を伸ばすのに一番取り組んだことは、

モノマネです!!

僕にとっては、これにつきます。

とにかく誰でもいいので、この人カッコいいなぁ、と思う人の口調や服装まで

全てをモノマネするんですね。

その人が電車でグラサンをかけてたら、自分も電車でグラサンをかける。

歩き方やオーバーリアクションまで、全部マネするんです。

ダンベルもって歩いてたら、ダンベルもって歩くんです!!

映画に出てくる登場人物でもなんでも良いんです。発音練習もしなくて良いです。なぜなら、その人のモノマネをしてるんですから。

先生曰く、今では「語学学校に通ってる日本人の中では一番流暢やで」

と言ってくれます。日常会話は、3ヵ月足らずで喋れるようになりましたね。

モノマネなんですが、スポーツしてるあなたなら一度はやったことあると思いますが、

誰かの選手をマネしたことはありませんか?

バッティングフォームのモノマネやスタイルまで、

これなんです。

何か上達したければ

モノマネなんです。

モノマネは最強です。



〇留学後変わったこと

恥ずかしがらずに、誰とでも接することが出来るようになりましたね!

いろんな国の人の行動を見てみると、

とにかくフレンドリーなんです!

僕もそこの輪にいると、自然に染まっちゃって

今では道でマッチョがいたら

喋りかけて会話しちゃうぐらいです笑笑

 

そして、何より

生きる力がつきましたね。

日本語が使えない環境の中で、電車、バスやジム、携帯や銀行の振込み

ショップから部屋探しまで

全部自分でなんとかしないといけないので、

その時はめっちゃ必死でした。

 

〇留学中に困難を乗り越えた経験

僕、実はシドニーに来てから、たった3ヵ月の間に

引っ越しを5回もしてるんですね。

なぜかというと、ホストファミリーとのトラブルがあったからです。

(引っ越し計ホームステイ3件、シェアハウス2件)

家のルールもそうなんですが、何といっても国の文化の違いや、常識、そういった壁があって

ほぼ毎日揉めてたときもありました。

最初の頃は英語で自分の気持ちが言えないので、なおさら辛かったです。

正直、何回も泣きました。笑

 

今は、シェアハウスでトラブルもなく平和に暮らしてますが

あの”試練”のおかげで、僕にとっては、これから生きていく上で

とても大事な経験になったと思います。

 

生きる力と、我慢力、世界には色んな国のカラーがあって、

日本の常識を通してはいけない。

高校や大学では学べないものです。

 

何より一番思ったことは

”日本人は素晴らしい人種”

ということですね。

僕が感じた日本人の素晴らしいところを

言わせてもらいますと。

時間を守る、連絡を入れる、大事なことは前もって早めに伝える。

相手を思いやる、など。

「めちゃめちゃ当たり前のことやん!!」

て思いますよね?

 

でもここに来たら

当たり前じゃないんです。

これが外国人なんです。

 

僕がまだホームステイ先にいたときに(インドネシア人でした)

「あなたは明後日引っ越しをせなあかん」

と突然の突然に言われました。

理由はホストファミリーがホリデーを使って国に帰る予定だったからです。

次の新しい家は、そのホストファミリーの友達の家だったので探す必要はなかったんですが、新しいホストマザー(インドネシア人)も日本人が来る、と突然に言われたらしく

困ったそうです。

 

それもそれで、新しいホストマザーにも

「あなたは2週間後引っ越さなあかん」

とこれもまた突然に言われて

エージェントに急遽ホームステイ探しを

お願いしました。(エージェントは基本ホームステイ先しか担当しません)

本当はシェアハウスをしたかったんですが、2週間で見つけるのはとても難しく

もし見つかったとしてもすぐ住めるとは限らないんです。



あと、人によっては

時間を守りません。

「明日どこどこで何時な~」

と決めて、次の日になったら

何時になってもこ来ないんです笑

こちらから連絡を入れると

「今日は面倒くさいから行かない」

とか

「今日は別のメンバーとビーチきてるねん」

と普通に言ってくるんです笑

「いや、昨日約束したやん!!」

てみんなで口揃えて言いますよ笑

因みにこの前遊んだ時も、5分前10分前に来る人は

日本人だけでした。笑

 

かといって日本人だけしか時間を守らないわけではないので

安心してください。

中にもこういう人種がいるということです。

 

でもやっぱり日本人は最高です。

 

要するに相手の気持ちや思いやりがこもっているということです。

 

また、このようなことを経験したことにより

日本人の良さを学べることが出来ましたし

 

これからの人生で

早めの行動をもっと大事にしよう

と改めて思いました。

 

〇留学後の留学イメージ

留学は挫折を味わえる場所であって

人間的に大きく、そして強くなれる場所です。

(もちろんめっちゃ楽しいです!!)

ただ英語力だけ身につけて帰ってくるようなものではありません。

 

海外、特にオーストラリアなんかは

それこそ色んな人種の人がいます。(オーストラリア人あまり見かけません)

 

世界中の国の人がここにいます。

そんな環境の中で対応していくためには

頭を柔軟にしないとダメなんです。

日本の”モラル””常識”を全部なくしてみようものなら

あり得なさ過ぎて、想像もできないですよね?

でもここに来たら分かるんです。

日本の常識が通用しない、ということが。

だからこそ、心を大きく且つ柔軟に対応していかないと

こっちで生活できません。

これはオーストラリアだけでなく

留学する人皆経験することです。

 

でももちろん、海外の人も良いところは持ってるんですよ。

 

いざ日本を離れてみて、客観的に

日本人は、あーでこーで

と、分析するじゃないですが

そうやって考えるときに

海外の人の良いところと悪いところと

見比べるんです。そして

ここは面白いからマネしよう!

こういうところはマネしよう!

ここはやめておこう

というように考えて、とにかく良いところを盗むんです。

これを経験したら

「自分めっちゃ成長したやん!!」

と思えるときがやってくるんですね。不思議なことに。

 

本当に、留学前の想像してたこと以上に

何十倍も成長しましたね。

 

そして海外の人は、日本人とはまた違った考え方や価値観を持っています。

 

特に英語圏の人は、

人の目を全く気にしません。

そして自由です。

 

こういうところを盗むんです。

こうして自分のやる気をアップさせてくれるんですね

 

今後の目標

シドニーでしか得ることのできない知識や考え方、

また自分から人への接し方

フィットネス大国の中でトレーニングをしてみて感じたことや、

パーソナルトレーナーと現地のトレーニーから教わったことを

来年からのパーソナルトレーナーの仕事に活かして

活躍していきたいと思います!!

 

スポーツ留学生に伝えたいこと

海外ってどうなんやろな~

ちょっと行ってみたいな~

という気持ちがあるそこのあなた、

行きましょう! 3ヵ月でも1ヵ月でもいいんです。

もちろん経済的な面もありますが、

理由もなんでもいいんです。

 

日本を離れてフィットネス大国に行って筋トレしたい。

もっとマッチョになりたい、、、

行きましょう!

ただマッチョだけになって帰ってくるようなことはありませんから。

将来なにか思い描いてるものがあれば

必ず留学での経験が活きるはずです!

 

上記の

日本の常識が通用しない

は必ずしもみんなが通用しないわけではありません!!

それだけ日本人が素晴らしい

と言うことです。

英語圏のひとは(イギリス、オージー、カナダ)日本人と似てる部分はありますし、ノリが良くて面白いです。

特に関西人と韓国人はめちゃめちゃ似てます!!

 

ぶっちゃけ言います。

成功したかったら

行きましょう!

将来成功する気しかしなくなります。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました!!

 

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最後に一言

今回は、大学に入る前から仲良くなり、大学ソフト時代を共に頑張った仲間でもある岸英太くんに取材を受けてもらいました!文中にも書いてありますが、彼が海外に行くかどうかを迷っている時に特に相談にのっていました。自分のやりたい事に英語が直結する事、そして色んな可能性を秘めていることを分かっていたので、オーストラリアに来てくれて本当に嬉しく思っています。彼に関しては特に、留学する前としてからの変化を見てきましたが、自分のやりたい事が明確になっていて、それが結果に現れ始めています。確実に成長を感じました。(なぜかいつも親目線笑)共に頑張る仲間として、そして今後も筋トレ界、スポーツ界の中で活躍することを願っています。取材受けてくれて本当にありがとう!これからも宜しく!