スポーツ留学生のひとりごと。

初めまして!このブログではスポーツ留学を考えている人たちが少しでも留学のイメージが湧きやすいように。そして行ってみないと分からないような現地の情報を一人一人に質問し、まとめています。海外の留学に興味がある方は是非色んなスポーツ留学生の先輩を見てみてください!

本庄遥:ソフトボール

 

 

今回は第一号ということで、ブログ経営者の私自身が自分で質問して自分で書きます。笑

 

〜紹介文〜

出身地:実は横浜生まれの東京育ち。5歳の時に兵庫県に来ました。

出身校:創志学園

生年月日:1996年3月29日

競技:ソフトボール

国:オーストラリア

主な経歴:中体連ベスト4、インターハイ優勝、関西リーグ防御率0最優秀投手賞など

モットー:やりたいことをやる

 

〜質問コーナー〜

 

今回取材に応じてくれた理由

立ち上げ本人だから。笑 

私自身が留学をした時に、グランドの状況すら全く分からず留学に来たことで来てみて現地のことがわかったことが多かったので、もっと海外でスポーツをしたらこんなことが壁になってこんな風に準備しておくといいよということが知りたかったと感じたから。

 

留学目的

高校の時に対戦した韓国人の実業団の人たちから得意のチェンジアップを褒められたことで、ピッチングに自身がつきました。しかし、海外のバッターと戦うどころか全くその後の代表選手には呼ばれず、戦うチャンスすらありませんでした。この原因が体が小さいことだと感じ、日本に「もっと海外の選手と戦って自分のボールが大型バッターを倒せることを証明したい」と思い実業団ではなく直接海外の選手と戦うために留学しました。

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クラウドファンディングもしています

留学計画の立て方(エージェントを通したのか自分でやったのか、先輩に手伝ってもらったかなど)

留学の計画はオーストラリア在住の日本人の方にお願いしました。ただでさえ、シーズン中で忙しい時期にビザのことや色んな資料を揃えることで大変だったので、頼れる部分はしっかり頼りました。周りの話を聞いていると何人か自分で全てやった人もいるみたいですが、相当な体力が必要だろうなと感じました。

留学前の留学イメージ

オーストラリアはある程度観光地なので、日本語が割と通じることも多いのかなと正直思っていました。しかし、現実は勿論そんな甘くはなく全て英語。また、ソフトボールの環境はグランドもボコボコで練習環境も芝生で投げたりしないといけないのかなと思っていました。

留学前の英語力

お世辞でも話せるとは言えないレベルでした。初めてホストファミリーと話した日は「YES」の一言が精一杯でした。

現在の英語力

初めは下から二番目のクラスに入りました。現在留学して4ヶ月ほど経っていて、中間のクラスでもそれなりに抜けている方だと思います。来週再来週くらいに中上級のレベルへ上がる予定です。具体的にできるようになった事は、チームメイトとのたわいのない会話が一対一でできるようになった。日本人の友達が携帯を契約したいときに通訳をした。オーストラリアに来て2週間しか経っていない日本人の友達が伝えたいことを代わりに先生に伝えて、先生の言ったことを通訳した。ことですね。英語に対しての恐怖心はほとんどなくなり、後は単語力と文法をどんどん増やして行くことかなと思います。

留学してみて変わったこと

留学前は正直英語自体はもっと早くに話せるようになると思っていて、初めの方は焦りがありました。しかし、思っているより緩やかに成長するものであることと、話した分だけ上達を感じました。また日本食や母国語は話せるという心地の良い空間に対しては本当に貴重だなと今まで当たり前だったことに感謝することができるようになりました。オーストラリア自体、色んな国の人たちが沢山いるので様々な文化交流もあって本当に楽しいです。もともと韓国語を少し勉強していたのですが、それがまさかこっちに来てこんなに韓国人受けが良くなるとは思ってなくて勉強って無駄になる事は何一つないなと感じることができました。

留学後の留学イメージ

まずは、想像以上にソフトボールの環境がいいことにびっくりしました。ナイターもついているし、チーム数も観客も多くて地域と密着した形が取れていると感じました。また、留学って「英語を学ぶ」というイメージが強かったですが、今は「自分と向き合うための時間」と感じています。日本にたくさんのことを残して来て今回留学に来ているので、元々やりたいことが多い私にとってはオーストラリアに来てから、頭の整理がどんどん出来るようになったなと感じています。

留学中に困難を乗り越えた経験

学校に入学して、2ヶ月くらいしたときに先生とぶつかったことくらいですかね。笑 担任の先生と合わなかったことと、自分の言いたいことが英語で言い返せなかった悔しさが全て涙で流れました。正直こっちに来てから何回か泣いています。笑 逆にルーティーンというか自分を整理するために一人で考えるための時間だと思って大事にしています。友達とも話していて感じる事は、英語をしっかり勉強して来た人は変にプライドがあって伸びなかったりするんですよ。ですが逆に英語が全く話せなかった分、プライドもなく開き直って恥じらいを捨てて話せた部分があったことと、ソフトボールを現地でやることで言語の壁はあまり感じなかったです。

今後の目標

東京オリンピックに出ることです。私はピッチャーにしては身長が低いので(154㎝)あえて実業団にいかずに違うルートでオリンピックを狙うことにしました。また、日本にはソフトボールをトップレベルでできる環境が少ないので、オーストラリアの他にカナダ、アメリカと拠点地を広げて海外でソフトボールができる環境を一つでも多くしていきたいです。最終的にはスポーツ留学が当たり前になる日本、そして世界を作って行きたいですね。

スポーツ留学生に伝えたいこと

もし留学をしたいけど英語力や金銭面で悩んでいる人は、迷わず行ってほしいです。今日では、【文部科学省】トビタテ!留学JAPAN - その経験が、未来の自信。

を初めとした奨学金が増えて来ていて、勉強以外の面でやる気や夢があれば海外に飛び出しやすい環境が整って来ています。やる前に諦めないでどんどん飛び込んでみてください。スポーツは他の分野と違い、年老いて行く毎にパフォーマンスが低下してしまいます。勉強や仕事と違い若いうちしかできません。やりたい事をやり抜いてほしいと思っています。頑張ってください!

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